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Ballet~ときどき美容と食い意地~

~K-BALLET COMPANY 白鳥の湖~
2020-01-29 11:32

ええと、時を戻そう(すみません、ぺこぱさんのフレーズを使いたかっただけなんです)
試験やレポート、レッスンで時間がね…さらさらと過ぎ去ってゆくのです。

それはそれとして。

本日より、K-BALLET COMPANYの白鳥の湖が開演されますね。
中村祥子さんのK-BALLET COMPANYでの白鳥は、これで最後なのですね…。

バレリーナとしても女性としても素晴らしく。
そのお姿も踊りも、メディアを通じて知るお人柄も全部が憧れの祥子さん。

K-BALLET COMPANYをご卒業されても、益々美しく輝かれることをお祈りしております。

そして。
今回、ずっと王子を踊り続けていらした宮尾俊太郎さんのロットバルトも楽しみにしておりました。

宮尾さんといえば、バレエ王子。
その名にふさわしく日頃の佇まいから、既に王子様ですね。
元々恵まれた容姿をお持ちなだけではなく、それを維持向上されているご本人の努力にも心底敬服しております。

これまでに宮尾さんを2度、舞台以外でお見かけいたしました。
セルゲイ・ポルーニンさんの映画の試写会では、白玉のように光り輝いていらっしゃいました。
また、別場でのトークショーの舞台袖では、歩いている後ろ姿が既に麗しかったのです…。

ですが。
そんなことがあり、いつのまにやら自分の中で、とにかく容姿に恵まれた方というイメージが先行してたのかもしれません。

0124『白鳥の湖』宮尾俊太郎(1)

昨日拝見したゲネ(1幕と2幕)では、まず舞台の隅に現れた際に翻るマント(悪魔の羽根ですからロットバルトの一部なわけですね)に、はっとさせられ。
身を縮めて周囲を窺う矮小な表情はどこか、悪魔である自分の存在を憂えるような切ない風情もあり。

空に羽ばたく様(あれは多分、本当に空を飛んでいましたね、ええ)は強く荘厳で。

鍛えられた美しい肉体を存分に使って大きく踊られると、舞台はさながら、宮尾さんが主演のようでした

圧倒的な舞台を支配する力。
ダンサーとしてだけではなく、舞台人としての宮尾さんの力量を改めて思い知らされました。

後進育成もあり、若手の皆さんに王子役をお譲りになってサポートに回られるのかな・・・。
と、この動画を見て思っていたのですが。


いやいや、むしろロットバルトを主人公にしたアナザーストーリーで
舞台をひとつ作っていただきたいと妄想してしまうような、物語性を内包した魅力的な踊りでした。

これは、宮尾さんの新境地となるのかもしれませんね。
今後は振付なども多く取り組んでいかれるようなので、そちらも期待しております!

主演のおひとりである矢内千夏さんも、昨年のお怪我から無事ご復帰されていて何よりです!
昨日のゲネでは、美しく可憐にオデットを演じていらっしゃいました。

お父さまが大工さんで、お手伝いをしたりもされる(!)高橋 裕哉さんのジークフリード。
精密だけれど、新鮮でどこにも変な力が入っていない踊りもとても良かったです。


それと。
ブログにお目通しくださっている方へ、美のおすそ分けが出来ましたら・・・。
アンバサダーとして、Kバレエ様からお写真をお借りしているものです。

0121縲守區魑・縺ョ貉悶 冗泙蜀・鴻螟湘鈴ォ呎ゥ玖」募悼 2

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まだまだ色々書きたい思いはありますが・・・。

とりいそぎ、公演情報のリンクを貼っておきますね。
Tetsuya Kumakawa K-BALLET COMPANY Winter 2020『白鳥の湖』

皆さま、どうか良き一日をお過ごしください。
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~K-BALLET COMPANY くるみ割り人形の季節がやってきました~
2019-11-28 10:40

ええと、マダム・バタフライから2週間くらい経ちましたかね…。

という感じなのですが、11月も後半になっております。
どこに時間を落っことしてしまったんでしょう。

大学、仕事、バレエ、文章書き…。
色々取り組める今に、つくづく感謝の毎日です。

さて、大学のレポートの〆切も終わり、少しホッとしております。
来年までに再提出のレポート修正と、新規の1本片付けたいところです。

そして。
今日からK-balletのくるみ割り人形の東京公演がはじまりますね。
今年は、K-balletの東京公演の期間丸かぶりで沖縄にいってまいります。

バレエの演目は、悲劇も多いので自分のメンタルが安定していない時は見ていると辛い時もあります。
(私のメンタルがまた、やわっこいもんで余計に…?)

でも、くるみは明るくて、可愛くて、はらはらする場面もあるけれど、happy endingで大好きです。
きらきらして、舞台の幸せがたくさん詰まった作品だと思います。

当日券も少しはあるようですので、間に合う方は是非。
http://www.k-ballet.co.jp/news/201911/27_1.html

代わりに、東京に戻ったらシネマで祥子さんと遅沢さんのくるみ割り人形を観るのが楽しみです♪
最近、K-balletを卒業なさってフリーで教えもされている益子 倭先生も出てらっしゃいます。



観られる方々は、楽しんでらしてくださいませ。

K-balletさまより、くるみ割り人形の音楽の聴きどころの
解説資料をお預かりしたので、アップしておきます!

1111Kバレエフレンズ通信 Vol8くるみ割り人形特

東京は薄曇りの肌寒い朝。
私はこの後、飛行機のなかでくるみ割り人形の音楽を聴こうと思います。

皆さま、素敵な一日をお過ごしください。

~K-BALLET COMPANY マダム・バタフライ~
2019-10-20 13:34

大学のテスト準備(台風で中止となりました)などで、ばたばたしておりましたが
Kバレエのマダム・バタフライを観た感想をまとめておきたく。


マダム・バタフライ
結論として、素晴らしい舞台でした。
君が代からの始まりに、鳥肌…!


海軍
海軍やアメリカの女の子達の踊りは、明るく勇ましく。
一幕目の明るさがあるからこそ、つづく二幕目ラストが益々ドラマティカルになっています。


矢内千夏さん(蝶々夫人)
マダム・バタフライ2

ええと…、体重はリンゴ3つ分なのかな(キティちゃん?)。

最初に登場した時の軽やかさよ…!
ひらひらと舞い踊る若い蝶々さんには、まだ人間社会が持つしがらみという重さは無く。
武家の娘としてのたしなみはありつつも、まだ恋を知らない無邪気な少女。
出会いの場面では「とても高いお鼻なのね?」とでも言いたげに、ピンカートンの鼻先にそっと触れます。

そこから、ピンカートンと恋に落ち。
異国から来た、大好きな旦那様に生涯を誓い。
懐剣を懐に忍ばせ、覚悟を決めて嫁ぎ、周囲の反対を押し切って改宗までしてしまう新妻。

「駒鳥が、巣を作るころには戻るよ。」という、ピンカートンの言葉を信じて待ち続ける貞節な妻。
最愛の旦那様との一粒種である息子を愛する母。

そして、ラスト近くの白装束。
能のような、静かに鬼気迫る踊りは尊厳や誇りを持ち続ける女性。

全てを踊り、演じ切りました。
まだ思い出すと涙が出てしまいます。

矢内さん…。
お、恐ろしい子・・・!



堀内將平さん(ピンカートン)
堀内さん矢内さん1
※こちらは撮影OKのお時間に私が撮った、ぶれた写真でごめんなさい。。。

ファンになったのは、コールドのなかでもソロのようにのびのびと踊られており
お手本のように丁寧な踊りをなさるなと、惹きつけられたことがきっかけでした。

え~。
従来のピンカートン。
大嫌いでした。(皆そうですよね?ね?)

素敵な堀内さんが、大嫌いなピンカートンを演じるとあって心中複雑でしたが
やはり新たなピンカートンを踊ってくださいました。

これまでのピンカートンへの印象は、浅薄で、人の真心を感じ取る力もない、上っ面で行き当たりばったりのクソ野郎。

でしたが。

結婚式のシーンは初々しく。
若い二人のパドドゥは、結ばれた喜びに満ちていました。




マダム・バタフライ結婚式
このお写真のように蝶々さんが正座をして、深々と頭を下げた後。
慌てて、自分も真似をして正座をし、ぎこちないお辞儀をするピンカートン。
会場のあちこちから、くすくすと笑いがあがっていました。

こういう笑いのエッセンスがあるからこそ、後にやってくる悲しみがより辛く痛々しい。

ラスト近くで蝶々さんに再会して苦悩するピンカートンには
これまで使っていた軽薄という言葉は、そぐわないと感じてしまい…。

ピンカートンなりに祖国にいる恋人ケイトに心を残していつつも、異国である日本で出会った可憐な蝶々さんを愛してしまった。
人の心は、善悪や常識だけで整理出来るなら簡単で、そうはいかないから人なんでしょうよね。

誰かを思うさま憎めたら、それはそれで快く。
でも、そうはいかないから苦しくて難しい。

頭と心は、しばしば分離してしまう。
人は矛盾の生き物ですね。

悪役、ピンカートンではなく。
人間、ピンカートンを見せていただきました。

しなやかな背中、浮遊感のある大きいジャンプ、安定感のあるリフト。爪先まで手を抜かない繊細さ。
どのような役どころでも、どこか清潔感があり、品のある踊りをされるのが魅力です。

まあ・・・。
あれです。

しょせん、男女のことは当事者にしか分からない時間、気持ち、出来事があって。
外野が口を出すこっちゃないですね。
(いやまあ、舞台なんですけど…!)



中村祥子さん(花魁)
花魁

美神。
女神。
竜宮城の乙姫様。
人ならざるもの。

祥子さんの美しすぎる花魁を見て、そんな言葉が浮かんでは消え。
一瞬の夢と引き換えに、高額な金子を得る花魁を演じるにふさわしい美しさ。
(ちなみに、花魁独特のあの歩き方は地域によって外八文字と内八文字に分かれるようですね。知りませんでした!)

花魁が本当にいた時代では、銀幕スターのようなものだったとどこかで目にしました。
庶民が花魁と一夜を共にできるわけではなく、限られた富裕層だけが手にできる夢。

遠くから、もっともっと花魁を見つめていたい。
と、当時の庶民の気持ちになりながらただただ賛美の目を向ける私。

祥子さんは、まだ無邪気な少女である蝶々夫人との対比となる
女の中の女、花魁という役どころをポアントで見事に演じていらっしゃいました。



荒井祐子さん(スズキ)
荒井祐子さん
ちゃきちゃきと場を仕切るスズキは、どこかしら婀娜っぽく。
スズキも昔は人気のある芸妓としてならしていたのかも、なんて想像が膨らみました。
あんな美しいポアントワークをされるのに、和なんですよね。
踊るお姿を拝見する度、素晴らしい技術と演技力にため息が出ます。



小林美奈さん(ケイト)
小林美奈さんの踊りは、いきいきとして活力があり華やいでいます。
今回、堀内さんの苦悩するピンカートンを憎めない分、蝶々さんから子を奪う
残酷な役割を、一手に引き受けてくれた感がありました。

一幕で恋人ピンカートンを見送る明るくぴちぴちした女の子から転じて
二幕で蝶々さんと対面し、子供を引き取ることを告げた時の天を指さすポーズをなさった瞬間は
こんな冷酷な表情もなさるのだな、と驚きました。

そりゃそうですよね…。
ケイトもピンカートンを送り出した時には、しばしの別れの寂しさを感じつつも後の結婚生活を夢見てわくわくしていたでしょう。
それが、ずいぶん時間が経った後に裏切られていたことが発覚した。

自分の旦那が、実は遠い異国で結婚した上に子供までもうけていたら…(そして自分には子供がいなければ…)。
明るく可愛い女の子であったケイトだとて、般若(アメリカ女性ですが)にもなるでしょう。
優しい大らかな女性も、蝶々さんから子供を奪う正妻も、どちらもケイトであって。
ここでもまた、善悪ではくくれない人間の二面性を見ることができました。
子供への優しい表情だけは、救いでした。



遅沢佑介さん(ボンゾウ)
古き良き時代のサムライ。
肝の据わった日本男児の心意気ぞ、ここにあり!

武術の達人の演武のごとき動きは、怖かったです。
「バレエダンサーとは、喧嘩をするな」という大山倍達さんの名言を思い出しました。

居合に使う、光る真剣のような鋭さと気迫。
研ぎ澄まされた、何一つ無駄のない動きに魅了されました。



石橋奨也さん(ゴロー)
小気味よく、くるくると舞台上を動き回るゴロー。
石橋さん、死霊の恋でのストイックな神父のイメージが強かったのですが。
色々な役を踊ることができる方なのですね。



山本雅也さん(ヤマドリ)
格式のある公爵(蝶々さんにも、無理強いするではないですし)という役どころ、山本さんにぴったりの役どころでした。
別日では、ピンカートンもつとめていらっしゃったので、次回は是非拝見してみたいです。



井坂さん、杉野さん
コールドのなかでも、やはり光を放つようにひと際目立っていらっしゃいました。
わざわざお2人のお姿を探している訳ではなく、気づくと目がいっていて見つけられるんですよね。
踊る、ということの意味をいつも考えさせられるお2人です。



栗山さん、西口さん
ピンカートンの同僚の海軍士官、黒子をお2人が演じていらっしゃいました。
どちらも男性ならではの見ごたえのある踊りでしたが、特に黒子が踊るというのが斬新でした!
お2人とも手足が長いので、黒づくめでお顔を隠していらしても、大きい動きには華があって素敵でした。

他にもおひとりおひとり、きちんとその時代の人物になっていらっしゃいました。
誰一人脇役でない、演じる役柄が伝わるような、いきいきとしたKバレエのコールドはいつも魅力的です。

今回が世界初演でしたので、各幕更なる発展がありそうな予感さえします。
いつかの再公演を、今から楽しみにしております。



そして。
熊川哲也さん(芸術監督)
バレエダンサーとして、まごうことなき天才。
ですが、ご本人が踊らずとも、バレエの申し子であることは変わらないのですね。

大学の課題で、シェイクスピアの主人公にまつわる英論文の翻訳が出たことがあり
その中に「悲劇とそれに先立つ主人公の栄光との対照が、更に悲劇を悲劇たらしめる」
というような一文がありました。

陰と陽、ケとハレ、誠実と裏切り、希望と絶望、夢と現実。
今回の舞台の端々で、そのようなコントラストを感じさせられました。
それらが人の心を惹きつけ、登場人物の感情が際立ちます。

蝶々夫人を創り出した熊川さん、やはり素晴らしい方です。

東京文化会館の公演は、一部が台風19号と重なってしまいましたが
主催側では公演日の振替や中止も、いち早く対応されておりました。

芸術監督である熊川さんを筆頭に、ダンサーさま、カンパニーの皆さま、会場その他関連された皆さまも
長らく準備に多くのものを注いでこられたことでしょうから、お辛かったでしょうね・・・。
ご英断だったと思います。

今日の東京は秋晴れで爽やか。

おりしも本日は、ミスターラグビーである平尾誠二さんの命日。
私はテレビで日本のラグビーを応援します。

皆さま、どうか良き午後をお過ごしください。

~K-BALLET COMPANY マダム・バタフライ ゲネプロ鑑賞させていただきました~
2019-09-25 20:42

ええと。
前回の更新から大分時間が空いてしまいましたが。

支えてくれる家族と友達のおかげで、元気にうろちょろしております!

にこらのことがあってから、一念発起して慶應の通信制大学に入学したり。
発表会に出たり。
色々な舞台を観に行ったり。
スクーリングやテストで日吉や三田に行ったり。

泣いたり笑ったり、そして相変わらずの食い意地で大忙しです。

実は、大変ありがたいことに、本日K-BALLETのアンバサダーとして世界初演前のゲネプロに伺ってまいりました。
(全幕ではなく、一幕のみ鑑賞させていただきました。)

マダム・バタフライ
※お写真はK-BALLETさまからお借りしております※

少しずつ、YouTubeやTVの特番などで様子を見ていたものの。
何故、蝶々夫人???
と、正直最初は、疑問符がいっぱいでした。
後は、オペラをバレエにしてもうまくいかないんじゃないかなあ・・・とも思ったり。(ごめんなさい)



でも、そんな懸念は舞台を観始めてすぐに消えました。
分かりやすい構成でしたので、恐らくオペラの蝶々夫人をご存じない方も楽しめるでしょう。
もちろん、比較して鑑賞する楽しみもあるかと思います♪



古き良き時代の遊郭を再現した、紗がかかったような舞台美術、遊女達の舞は夢のように美しく。

凛として特別な孤高の存在である花魁は、祥子さんのために生まれた役のようにも感じました。

つかの間に、最高の夢を見せる花魁。
ポアントワークと花魁の摺り足が、何故だかフィットしていて。

何もかもが、私の理想のバレリーナ、憧れそのものです。
来期でK-BALLETからは卒業されるそうですが、引き続き追いかけたいと思っています。



当然ですが、K-BALLETの舞台ですのでお衣裳も舞台美術も最高です。
どれほどの熱意があれば、あんな美しいモノ達を生み出せるんだろう・・・。



そして、一幕の後半で登場した可憐な矢内さんの蝶々さん。
本当に軽やかに初々しく愛らしく、蝶々のようにひらひらと舞い踊り。
ピンカートンとの出会いの場面では、まだ恋を知らない無邪気な少女で。
その先にある蝶々さんの最後を思うと、いきなり泣きそうになってしまいました(早い)。

清潔感のある丁寧な踊りをされる堀内さんが挑まれた、ピンカートン(女性の敵ですよね)も目が離せません。
水兵さんの敬礼をしたままの連続回転、大きいジャンプも美しく・・・!
リフトがまた素晴らしい安定感で、軽々と(そう見えました)持ち上げていらっしゃって。
良い意味であまりご本人の感情が見えずに踊れる、大きな器をお持ちだといつも敬服しております。

ちゃきちゃきと場を仕切るスズキを、荒井さんがこれまた素晴らしく演じてらっしゃいました。
荒井さんの卓越した技術があるからこそ、着物にポアントで(もちろん立って)足早に歩いても
滑らかで、安定感や余裕が生まれるのだなあと。
私としては、荒井さんの妖艶な花魁も見てみたい気がしました。
(前田さんのスズキも!)

周りを固める小林美奈さん、遅沢さん、皆さまそれぞれいきいきと役の命を生きてらっしゃいました。

観る前には、ジゼルの日本版のような舞台になるのかなというイメージでいました。
(最低男という意味では、アルブレヒトもピンカートンに負けず劣らずかな?)

アルブレヒトを許して、消え去って行くジゼル。

K-BALLET版の蝶々夫人は、最後にピンカートンを許したのか。
それとも絶望したのか。誇りを守ったのか。

多くの人が知る有名な悲劇が、この後どう展開されていくのか。
まだ一幕目のみで、悲しみの影はほぼ見えません。
この先の早く二幕目が見たいです・・・!

最後まで観た時、自分がどういう感覚になるのか。
強い相手に会った時の悟空くらい、今からわくわくしています。

まだ誰も見たことが無い、儚い美しい夢の欠片を見せていただきました。

芸術監督を務める熊川さんの、挑戦し続けるお姿。
カンパニーの皆様。支えるスタッフの方々。
心から尊敬しております。

いつも美しい世界を見せてくださって、本当にありがとうございます。
皆様も、夢のような夜をお過ごしください。

ヌレエフ・ガラ~ウィーン国立バレエ団
2018-05-13 16:44

行ってきました、マニュエル・ルグリ様率いるウィーン国立バレエ団のヌレエフ・ガラ!



キミン・キムさんがゲスト出演される海賊と、どちらを観るか迷ったのですが。。
次に、いつルグリ様の踊りを観られるかしら…と言う思いもあり、今回はガラを選択してみました。




ちなみに1階6列目のお席でしたが、オーチャードホールの座席構造上
前過ぎても見づらいと言う難点があったのを、すっかり失念しておりました…。


それと、4月の頭に放送されたルグリさんや、木本全優さん橋本清香さんご夫婦が出演された
BS-TBSの特番を見たこともあり、お2人の踊りを生で拝見するのも楽しみでした。




木本全優さん
複数の演目に出演されていました。
・「ソロ」
・「ストラヴィンスキー・ムーヴメンツ」より
・「白鳥の湖」第3幕より“黒鳥のパ・ド・ドゥ(コーダ)”

今も素敵ですが、この後まだまだ伸びしろがありそうな予感・・・!
手足が長く、お顔が小さくて海外の方と並んでも全く引けを取らない抜群のスタイル。
躍動感があり、動きにキレがありつつもしなやかですが、基本に忠実に丁寧に踊っていらっしゃる印象でした。

橋本清香さん
とても華やかでオーラがありました。
・「くるみ割り人形」第2幕よりパ・ド・ドゥ

美しい方ですが、お顔が見えないとしてもパワフルなオーラは後ろの席まで伝わるんじゃないでしょうか。
私が観た5/9(木)は、パートナーのレオナルド・バジリオさんが不調?だったのか
最後に抱きかかえられたリフトで、ヒヤッとする位グラついていましたが、それさえカバーする気迫を感じました。

そして
マニュエル・ルグリ様
・「ランデブー」より
・「シルヴィア」より

イリーナ・ツィンバルさんと踊った、プティのランデブーとノイマイヤーのシルヴィア。
初めて生で見るルグリ様ですが、想像以上に素敵でした。

流石、パリジャン!伊達男!
いわゆるバレエ古典の名作に出てくる若い主人公達の恋とは違う、年を重ねた現代の男女の恋。
それも、青春の盛りを過ぎた中年と呼ばれる世代であろう男女のうまく行かない恋の表現がとても魅力的で。
胸をつく切なさがあって、年を重ねるのも悪くないって思わせてもらいました。

この2つの演目の魅力は、私は生で観ないと理解出来なかったかもしれません。

観に来ていた多くの方の心を震わせたことは、間違いなく。
終わった後、拍手が鳴りやまずにルグル様とツィンバルさんが下がっては拍手に応えること4回!


それと魅力的だったのが
ケテヴァン・パパヴァさん
・「シーニュ 白鳥」

通常の「白鳥の湖」に出てくるオデットの本当の姿が姫だとしたら
これは逆に、野生の白鳥が人間に変えられた悲劇が浮かんでくる様な踊り方。
白鳥が長い首を左右に振ってもがき、あがく表現はワイルドで、お衣裳も何だか生々しい感じ。

私の知識が無く、ケテヴァン・パパヴァさんを存じ上げていなかったのですが
もっと他も観てみたい・・・!
今後、チェックしていきます。

ケテヴァン・パパヴァさんと2人で踊った
デニス・チェリェビチコさん
・「ヨゼフの伝説」より
も、途中腰布?を奪われたヨゼフの全裸の表現に、ちょっとドキドキしましたが
改めてプロのバレリーナの身体の美しさや動きにうっとりしました。
バレリーナの美しい身体自体、ビジューや美しい布が無くとも最高のお衣裳ですね。


そして、今後きっと輝く未来に向かって進んで行くであろう
芝本梨花子さん
・「コンチェルト」より
・「ライモンダ」第3幕より“クレメンスのヴァリエーション”
若さだけが持つ、どこまでも伸びていく生命の輝きと勢いを感じました。
キラキラ眩しかった~!
若くて美しいバレリーナさんを目の当たりにして思うのは、単純に心から羨ましいっ(笑)
こちらも今後も要チェックですね、twitterもフォローさせていただいてます!

他にも、若い期待のダンサーさん達がたくさん登場されてました。
フィナーレで皆で踊りながら登場し、手をつないでルグリ様と拍手を受ける姿は皆さん幸せそうでした。


ヌレエフガラ、美しい思いのこもった舞台を見せていただきました。

さてさて、今夜はレッスンです。
ガラの翌日に飲み会があったもので、深夜に隠れ家バーで
赤ワインとチーズケーキ、レモンバターオムレツを貪ると言う暴挙に出ておりましたが。。。

あの美しさのエッセンスは、どこかに反映されるのでしょうか。。

皆さま、良い夜をお過ごしください。